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チーズと刺身


 相変わらず図書館で本借りてきて読書なわけだが、
今読んでいるのは島田荘司氏の「名車交友録 下」。

 ここでポルシェ944の話があり、なるほどなぁ、と
いたく思わされた。

 日本を含むアジアの文化はフローの文化、つまり「刺身」で、
ヨーロッパはストックの文化、つまり「チーズ」だそうな。

 日本人は、生まれたその瞬間の価値がMAXで、時がたつにつれ
どんどん価値がなくなっていくと考えがちであるのに対し、
ヨーロッパ人は、時がたつにつれ熟成され、価値が上がっていくという
考えがあるという話だった。


 そおかぁ!!


 そう考えると、10年以上経過したクルマがほとんど走ってない日本、
もっともエラくてゼイタクなクルマはクラシックカーっていう
ヨーロッパの価値観も理解しやすいような。

 
 僕のボクスターも、ヨーロッパ的価値観にたって考えると、
どんどん熟成されて良くなっていってるんだよね!
 そういえば、高速だとまっすぐ走るのに、一般道だと
左によっていくなぁ、と思ってたのが、このごろ自然に直ってきたし
(ってそれはまた違う話???)。

 
 僕がクルマで最も重視するのは、「一体感」。
 だから、ハイパワーなエンジンも、ガチガチの足も必要なし。
 ロールはあまりしないほうがいいけど、ピッチ方向は
たとえばスロットルオンで、グッと後ろが沈み込んで、
クオオーと空気を吸いながら、ガオオーンとエンジンが
働いて猛然とダッシュするときとか、もう最高に気持ちがいい。
 
 また、僕はスポーツカー、ロック、スニーカー、F1には
共通点があると思ってるんだけど、それは豹変する良さ。
 ここにシビれる。

 ポルシェのエンジンは、ふつーに流してるときから
ガスペダルを踏み込むと、明らかに音色が変わって
絶頂に向かってのぼっていくんだけど、これがロックのシャウトにも
F1マシンのアイドルのバラバラした感じから崇高なトップエンドに
変わる感じにも似て、「もうお前しかいない!」状態になってしまう。
 ほかのクルマのエンジンは、どんなにいい音でも、
低回転と高回転で豹変するエンジンは少ない。
 ただボボボォーという音の音量が大きくなるだけで、
音が豹変するものは少ないと思うんだけど、ポルシェのエンジンは
ちゃんと豹変するのがたまらなくいい。


ゆるく告知。
 昨年の大阪・秋の陣に続いての中部地方・春の陣、
尾張名古屋はカートだぎゃーオフ(開催地は三河だが…)
一応、5月13日(日)開催の方向で検討しております。
 詳細は、詰め次第、連絡します。まだいろいろ変更があると
思いますが、参加を考えてくださってる方は、この日を
ゆるく予定しておいてくださいませ。

*エンスー輪投げあり


ゆるく参加者(予定)
ドライバー枠
kazuさん、すぱちちさん、PANDAさん、はやとさん、
もりもり夫さん、もりもり妻さん、モリヤさん、ゆーじさん、せとさん、
nanさん、BP 

ギャラリー枠
もりもり娘さん姉、妹、MYKさん、RYOTAさん、

ドライバー 11人
ギャラリー 4人


チーズと刺身_b0028859_235622.jpg

 これは下と同じ建築家の作品。インスパイアド・バイ・空冷ポルシェな
玄関?! こういう人にやっぱりお願いしたいよねぇ。

 僕んちの玄関先には、ボバ・フェットが立ってるかもしれません(爆)。
by bp1178 | 2007-03-05 22:53 | クルマ
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