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ケイマンに逢った日…


 年末の忙しさの中、昨日も1日仕事だったせいか、けさ目が覚めたのは、
アラームを設定した時間の2時間後だった。


 まいったなあ、と思いながら身支度する。

 きょうは恋焦がれたケイマンに、ついに会える日だ。



 クルマを出してきて出発。

 


 ケイマンの待つ目的地が近づくにつれて、気持ちが高揚し、顔が
火照ってくるのが自分でも分かった。



 この感じは、そうだな、ブラインドデートの待ち合わせ場所に
向かう感じかな。

 でも女友達が「絶対いいコだから!」ってセッティングしてくれるブラインド
デートは、がっかりすることが多いが、今回はがっかりすることはないだろう。

 そういう意味から言えば、遠距離恋愛の彼女に半年ぶりに会えるような
感じに近いかもしれない。


 
 到着。


 まだ午前中のせいか、あまり客は多くない。

 ショールームの中には、ハッチバックを開けたクルマの影が!!

 まさかこの日にタルガなんていうまぎらわしいもん置いてないだろうから、
あれが夢にまで見たケイマンか!!!


 入り口からはまずフロントが見えたが、987と共通イメージだな。


 だが、とんでもなく速そうだ。
 静かにたたずむ姿は、空母の上の戦闘機を彷彿とさせる。

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               ↑僕の中では、黒いケイマンはこれと共通イメージ。


 そして、じょじょに後ろへまわると、リアのフェンダーのあたりで
僕は悶絶した…


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 なんじゃこりゃー、めちゃくちゃカッコいいやんけ!!!!
 このカッコよさは、ポルシェじゃないな…

 リアウィンドウが、ラインに対して「く」の字にヘコんでいるのが
効果的だ。
 
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 アタマくらくらしてきた…


 このセクションに、ここまでデザインのつくりこみをしたクルマが
かつてあっただろうか…

 この美しさは、写真では表現しきれないな。

 屋根の丸みとリアフェンダーの丸みが、とてつもない調和を形成している。
ニュービートルのような、単純な丸のモチーフではなく、まるで
アスリートの鍛え抜かれた筋肉が露出しているかのような強さと美しさ。

 こんなにきれいなフェンダーまわり、ため息が出る。

 リアのフェンダーがなだらかに張り出している感じの997に対して
ケイマンにはもっと若々しい躍動感を感じた。


 とにかく、このリアセクションにはやられた。
 後から確認したら、エクステリアの写真、10枚撮ったが、
9枚はリアの写真だった。


 
 ほかの客に対してセールスがリアのハッチを開け、


 「ゴルフバックが2つ入ります」

 と説明していたが、僕は


 「分割したら、モールトン入るかなぁ」

 と考えていた。

 
 ドアを開け、運転席へ。

 インテリアのデザインはまだ好きになれないが、そんなことを
ごちゃごちゃ言わせない高品質さをびしばしと感じた。
 
 くつろげる…

 すごく上質な空間だ。


 たとえば、飛行機のコクピット、新型機になって

 「デザインがよくなった」

 なんて評価、だれもしないじゃん?
 
 機能性と質感がアップグレードされてればオッケー、だよね。
 そういう感想をケイマンに座ってみて感じた。
 

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スポクロはいらないなあ、と思っていたのだが、ケイマンのインテリアにはよく似合う気がした。3連メーター、丸型のエアコン吹き出し口によく合っている。









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 リアのラゲッジスペースは、ボクスターオーナーから見ると理想的! これだけあれば、助手席の人がかばんに埋もれなくてもいい!! 振り返ったところにひょいと荷物を置ける。
 高さも近さも完ぺき!!




 CG誌記者の塚原氏が、他誌にも

 「ケイマンのハンドリングは993の後継者だ」

 と書いている。

 
 ポルシェファンにとって、これほどの賛辞があるだろうか。
 
 僕は、後ろ姿にも、993に通じる色気を感じた。
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 これは、カッコいい…


 
 ケイマンのことでアタマがいっぱいになった状態で自分のクルマに
乗ったらイヤになっちゃうんじゃないか、と思った。

 だが、駐車場の自分のクルマへ向かうと、特に古さも感じないし、
コイツはコイツでめちゃくちゃカッコいい!
 数年くらいじゃ、まったく古さを感じさせないのもポルシェのいいところだよね。

 内装こそ、986は樹脂だらけでケイマンと比べてかなり安っぽく
感じてしまったが、イヤな安っぽさじゃない。
 ゴルフⅡあたりに乗ると、「モロ樹脂!」という感じがするが、
それがまたちょっと前のドイツ車らしくて好ましく感じるが、その
気持ちに近い。


 走りも最高に気持ちいい。

 僕は中学高校時代、水泳部だった。
 水泳部で毎日5キロ泳いでいると、水を重く感じなくなる瞬間がある。

 普通のクルマを運転していると、僕は水の重さを常に感じるのだが、
ボクスターに乗っていると、この水の重さを感じないときの感覚で
道をスイスイ走っていくことができる。




 ケイマンのあのエクステリアのカッコ良さとインテリアの質感の高さには
まいってしまったが、細かい点では、不満がある。

 まず、サンルーフの設定がないのは大問題。
 シートベルトの青の設定もない。
 前期型986のナンバー位置は、高さ(低さ)といい角度といい、
完ぺきで文句のつけようがないが、ケイマンのはちょっと垂直すぎやしないか。
 また、クラッチ踏まないとエンジンがかからなくなったのもダサい。
 車内のシステムが高度化されたため、ヘタにLED化することが
できなくなったのもイタい。
 素がいくらになるのか分からないが、追い金も問題だ。


 僕の上司が

「BMWいいなあ。3シリーズ欲しいなあ。でも高くて買えないなあ」

 と言いまくってるのだが、ボクスターからケイマンに買い換えるだけで
新車の3シリーズが買えるほどの追い金が必要になるだろう。



 ケイマンの画像、興奮して女友達に送ってみたが


 「ふーん」

 とか

 「今のクルマと一緒じゃん」

 なんていう感想しか返ってこなかったし…



 ケイマン、僕がいったらあとをついていく! と公式、非公式に言ってくれてる
人もいるのだが、それって好きな女のコ前にして

 「お前が声かけろ」「いや、お前だろ」

 って言い合ってるようなもん?!
 てか、一番年収の低い僕を先頭にしないで~。



 ケイマンを前に悩みまくる僕だが、伝説のMさんの言葉、思い出す。

 「ケイマンどうですか?」
 と問う僕に対して、笑ってるだけのMさん。



 「僕はちょっと高いと思うんですけど」
 と言うと、

 「そりゃ、ポルシェだから高いさ。3年か4年で買い換えるなんて
もったいないよ。今のクルマだってまだバンバンに走れるんだから。
 壊れるまで乗ってやるのも、いいんじゃない?」
 
 って。

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by bp1178 | 2005-12-11 16:48 | クルマ
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