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書評 女のいない男たち ブランド論


 村上春樹の中で一番良かったかもしれない。

 僕は、村上春樹好きだけど、ときどき、というか
けっこう常にいくらなんでもファンタジーすぎるだろ!!
と思いながら読んでる。
 学生時代に読んだねじまき鳥とかはそのファンタジーさと
当時僕の「学生」というファンタジーな身分とが合致して
心にドシンと響いたけどね。
 でもその後、社会人としてまっとうに?、現実的に
生きていると1Q84とか、色彩を持たない は
なーんか微妙にズレを感じるんだよねぇ。

 東野圭吾ほどは、現実に寄り添ってなくてもいいけどね…


 その点、女のいない はハルキが書いた現実的な話、
ってとこがすごく今の僕に刺さるところがあった。

 遠い太鼓も現実的な話で僕は大好きなんだけど、
って小説じゃなくて、エッセイ?だから
アタリマエなんだけど、それに並ぶくらい良かったな。
 でも現実的な分、将来読み返そうとかは思わないかもな…
 遠い太鼓は、旅に出たくなるエッセイ、というか
僕はいつも旅に持って行って、旅先では読まないけど
空港とか飛行機の中で読んでる。
 

 作家の友だちがいるけど、彼女は村上春樹調文章、
すごく上手にあっという間につむぎだすので、やっぱり
プロはすごいな、、と思う。
 僕なんて、村上春樹相当読んでると
思うけど、全然うまく似せられない。

 

 ところで、村上春樹と東野圭吾が好き、って
なんかもう超ミーハーで恥ずかしくなるね…
 僕って自分、けっこうセンスいい気でいるけど?、
好きな歌手はB'zと宇多田ヒカルとか、
好きなオーディオはBOSEとB&Oとか、
好きな服はポール・スミスとか、
え、そんなんだれでも知ってるじゃん?!
 メジャーすぎないか?! って
ちょっと口にするのが恥ずかしい…
 クルマで言ったら、ベンツとフェラーリが好き、って
言ってるようなもん?! もうちょっとヒネらないと…
 自転車のモールトンとブロンプトンはちょいと
マイナーか??
 外国の好きな歌手は、スティング、コールドプレイ、TOTO、
ってとこかな…
 トンガッてるつもりだったiPhoneやMacintoshも、
いつのまにかありふれたアイテムだしね…
 パンダーニはまだまだエッジなアイテム?!
 
 








by bp1178 | 2014-04-24 21:05 | ドラマ・映画
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